クリエイティビティを理論化して学習可能な形にしたい

クリエイティビティとは何でしょう?創造性でしょうか?新しいものを考え出す能力でしょうか?
2010年頃から、新しい製品・サービスや方法を生み出さなければいけない時代になったと言わていると記憶しています。一方で個人が小説やマンガ、イラスト、作曲、ゲーム制作などの創作活動を行って発表することが容易になりました。
そこでクリエイティビティという講座を作ることにしました。講座と言ってもまずは解説記事からで、セミナーなどを行うまでは先が長いです。
クリエイティビティを学習可能にする
誰もがクリエイティブなわけではありません。かといってクリエイティビティの学習方法は曖昧です。書籍が豊富なわけでもありません。具体的な方法論ではないため、クリエイティブワークを行っている人でも簡単に言語化できません。
またクリエイティビティは実体がよく知られていないため、センスのようなものと思われている可能性もあります。
私が考えていることは、クリエイティビティを理論・学問として学習可能にすることです。クリエイティビティの実体を明らかにし、その考え方や再現方法が解ればいいのです。そうすれば理論化でます。学校の教科書のように、誰もが学習可能な形になります。
これが私が目指しているものです。
残念ながらクリエイティビティで検索しても、納得のいく情報が出てきません。書籍もあまり出回っていません。ならば自分で方法論を整理してみようと思うのです。

クリエイティビティを学習可能にできる理由
クリエイティビティという実体があやふやなものを、何を根拠に学習可能にできると言っているのか?専門家でもないのに何様のつもりで言っているのか?こういう疑問もあるかもしれません。
私はデザインに興味があり、今までデザイン雑誌やデザイン書を何冊も読んできました。そして気付いたことが、デザインやクリエイティビティはセンスという生まれ持った特別な才能ではなく、知識や経験などの引き出しの多さであるということです。特にデザインノートという雑誌はデザイナーの思考やプロセスが解る貴重な雑誌です。
特別な才能があるから努力せずとも発想が出てくるなどとクリエイターに言っては失礼です。クリエイターは日々色々なことをインプットしており、仕事においても試行錯誤や修正を繰り返しています。だから成果物が普通の人には思いつかない発想になるのです。この努力を才能としてはいけないと思います。
そしてその考え方やプロセスなどを形式知として表すことができれば、センスなどという言葉を使わずとも、誰もがクリエイティビティを高められるのではないかと思うのです。
クリエイティビティを身に着けるために事例と練習問題を活用する
クリエイティビティの考え方と再現方法が解ったなら、次は身に着け方です。
クリエイティビティを身に着けるためには、理論だけ聞いて納得していては足りないと考えています。いざ企画や創作を行おうと思った際に、具体的にどうしていいか解らなくなるからです。
そのため事例と練習問題を用意する必要があると考えています。練習問題と言っても、唯一の正解があるわけではないので、解答例と照らし合わせていただく形になります。
とはいえ納得感を得てクリエイティビティを身に着けていただくには、理論の使い方を身に着けていただく必要があります。そのために練習問題が必要と考えています。

終わりに
私が最近考えていることは、クリエイティビティは人生を豊かにするのではないか?ということです。クリエイティビティを身に着ければ、仕事で行き詰ったときの解決方法を思いつきやすくなりますし、プライベートでも楽しいことの企画や発見に役立ち、趣味として創作もできるようになります。
つまりクリエイティビティは身に着けることで得られるものが多いのです。だからこそ、多くの人がクリエイティビティを身に着けて、人生をより豊かにできたらいいなと思っています。
そのためにできる限り学習しやすい形を目指して書いていこうと思います。