アイディアは量がものを言うのでとにかく沢山出そう!発散させてから収束させるのがよい

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アイディアは発散させてから収束させる

クリエイティビティを学習可能にする講座の第3回目です。今回はアイディアを出してから絞り込むまでについて解説します。まずはとくかく沢山の量を出し、それから絞り込んでいくという順序です。アイディアの出し方はもちろん、採用の仕方も理解していただけるとよいです。

最初に結論を言ってしまいますが、アイディアはとにかく量がものを言います。まずはひたすら沢山出してください。それから絞り込むのです。アイディアが思いつかないと言う方は、アイディアの質は無視してとにかくバカバカしくてもいいので、量を沢山出してください。

アイディアはできるだけ沢山並べる

最初はアイディアの量が大事

クリエイティブワークが始まったら、まずはアイディアを並べます。できるだけ沢山並べるのが良いです。思いつく限りどんどん絞り出しましょう。

出たアイディアを見て、新たなアイディアを思いつくこともあります。だからどんどん出して、出したものを見て考えて、まだ次のアイディアを出すということを繰り返します。

一人でアイディアを考えるときも、複数人でアイディアを考えるときも、とにかくアイディアを沢山出してみましょう。まずはです。極端なことを言いますが、実現可能性なんてどうでもいいです。バカバカしくても全然いいです。

極論ですが、どこでもドアみたいなものというアイディアでもOKです。アバターインという疑似的に似たようなことをできる技術だって存在していますので。

アイディアはとにかく沢山出す
アイディアはとにかく沢山出しましょう。まずは数がものを言います。

ブレインストーミングが使われる理由

ブレインストーミングという言葉を聞いたことがあるかもしれません。2010年前後にビジネス書で流行ったかと私は記憶しています。企画に携わる方は仕事で利用されているかもしれませんね。

これも上記で述べたアイディアをとにかく沢山出すのと同じことです。まずはアイディアの量を出して、それを見て新たなアイディアを思いつくことがあるからです。

それをみんなでやりましょう、何でもいいからみんなでどんどんアイディアを出しましょうというのがブレインストーミングです。

アイディアはまずは量を出すことが重要だから、ブレインストーミングというものが出てきたのです。

アイディアを並べる
ブレインストーミングなどの方法によってアイディアを沢山並べて目で見ることができます。

ラフ書きと連想ゲームでアイディアを出す

まずは手書きでラフ書きをする

いきなりPCに向かうと、清書することを考えてしまいます。よってお勧めしません。まずは紙とペン(鉛筆でもシャープペンでもボールペンでも、なんでも好きなものを使ってください)を出して、思いつく限りアイディアを書き並べてみましょう。

キーワードをどんどん並べるのが基本的なやり方です。そこに絵や図、表などを加えてももちろんOKです。アイディアであればどんどん付け加えていきましょう。

連想ゲームでアイディアを広げる

アイディアを出したら、いったん眺めてみましょう。そして考えてみましょう。ここで連想ゲームをします。

今書かれているアイディアから連想ゲームをして、アイディアの幅を広げていきます。例えば「りんご」と書かれていたら、下記のような連想ができます。

  • 赤い果物として「いちご」や「さくらんぼ」
  • メジャーな果物として「みかん」
  • 「りんご」のレシピとして「アップルパイ」
  • 「りんご」を飲み物にして「りんごジュース」
  • 「りんご」から思いつくストーリーとして「毒リンゴ」
  • 「りんご」のバリエーションとして「青りんご」
  • 「りんご」のお菓子として「りんご飴」

ちょっと考えただけでも色々なアイディアが連想できます。こうやって1つアイディアを出しては、そこから次のアイディアを考えるということをやっていきます。アイディアはつながりながら広がっていくのです。

連想ゲームをしてアイディアを広げる
思いついたアイディアから連想ゲームをすることで、アイディアをさらに広げられます。

ラフ段階でアプリをお勧めしない理由

メモならPCのテキストエディタやスマホのメモアプリでいいんじゃないか?と思う方もいらっしゃるかもしれません。備忘録ならそれでいいです。しかしアイディアを出すときこれらのツールを使うことを私はお勧めしません。

理由は関連を表せないからです。手書きなら、メモしながら線を引っ張って新たなメモを書いたりできます。このアイディアを見て、次にこんなアイディアを発展形として思いつくということが起こります。テキストエディタやアプリではこういうことが難しいです。

関連を表すことはExcelなどでもできますが、手書きよりは面倒になります。アプリは清書向きであって、考える過程においては使いづらいのです。

出したキーワードをグループ化する

アイディアを沢山出したら、次はアイディアをまとめていきます。具体的には、類似のものをグループとしてまとめる方法がKJ法として一般的に知られています。

グループ化してまとめ終わったら、どんどん絞り込んでいきます。あれもこれもというわけにはいきません。そんな規格では何がやりたい・言いたいのか解らなくなってしまいますので。

絞り込むために、コンセプトなど今回やりたいことに沿うかどうかを判断しましょう。今回やりたいことに沿わないアイディアは切り捨てます。最終的に今回採用したいアイディアに絞り込めればOKです。

それでも複数のアイディアが残ってしまったら、誰かに相談したり、試作品を作って見比べたりしてみましょう。

アイディアをグループ化する
アイディアを出したら、KJ法などの方法によってグループ化します。

終わりに

今回はアイディアの出し方と絞り込み方について解説しました。

クリエイティビティに自信がない、クリエイティビティを高めたいという方にとって、アイディアの出し方は役に立つ方法だと思います。ぜひ実践して、アイディアが豊富な人になってください。

今後もクリエイティビティを高められる方法、クリエイティビティを習得できる方法を紹介していきます。ご期待ください。

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