健全でより良き働き方ができるマネジメントを広めたい

長年プロジェクト・マネジメントに携わってきて気付いたことがあります。それは仕事が上手く行くかどうかはマネジメント次第ということです。今までマネジメントが上手く行かないせいで残念なことになっている例をいくつも見てきました。
マネジメントの効果
マネジメントが上手く行かないと、不毛な残業が多くなり、部署間や会社間の対立が発生してしまい、仕事が不幸なものになってしまいます。逆に考えると、マネジメントを上手くやれば、残業を減らすことができ、部署間や会社間で協力し合うことで、快適に仕事を行えるようになります。
たとえ優秀すなわちスキルが高い人材を揃えても、マネジメントの問題で終電や休日出勤が常習的になっている例を今までいくつも見てきました。
残業しないマネジメントについて整理したい
私自身も長年プロジェクト・マネジメントに携わってきました。しかし振り返ってみると残業時間はほぼ10時間以内という生活を長年続けてきました。顧客や顧客に協力している他社などからも、何度も協力していただき助けられてきました。
残業や対立が発生しているプロジェクトを多々見てきましたが、ありがたいことに私自身はあまりそういうものと縁がない生活を送ってきました。しかし何も考えずにやっていたら、よくある残業が多いプロジェクトになっており、関係各社の協力も得られていなかったでしょう。
そこで自分自身が学んできたことや実践してきたことを整理してみようと考えました。
マネジメントに正解はなく人それぞれ違う
マネジメントは教科書に載っていること(例えばPMBOKや生産管理など)をやればいいというものではありません。人対人のやり取りがありますので、心理学や歴史などの先人からの学び、人生経験も役立ちます。
この講座では人対人という意味で人間性、そして歴史からの学びを活かして戦略・戦術を意識したマネジメントについて解説していきます。一般的なマネジメントの本とはかなり違った内容になると思います。
これが私のマネジメントですが、マネジメントはそもそも人対人のやり取りですので、個性が出ます。経営者も管理職も人それぞれやり方が違います。唯一絶対の正解がないことは、有名経営者が各々違う持論を展開していることからも解るでしょう。歴史上の名君や名将だって、それぞれ違う個性があり、違うやり方をしているはずです。

色々な方法を取り込みながら自分に合ったマネジメントを追求しよう
この講座は主に新たに管理職やプロジェクト・マネージャーになったばかりの方を対象としています。すでに経験豊富な方は、独自の方法論があると思います。先ほど述べた通りです。
マネジメント初心者の方は、こんな方法もあるんだと思いながら、社内・社外はもちろん、書籍や歴史も含めて色々な方法を学び、自分のマネジメント・スタイルを確立していっていただければと思います。