黄金比と白銀比は簡単に活用可能で見栄えも良い!デザインにドンドン使おう

今回は黄金比と白銀比について解説します。黄金比という名称は聞いたことがあるかもしれませんが、白銀比という名称は聞いたことがないかもしれません。ここでしっかり解説しますので大丈夫ですよ。
ちなみに先に参考文献を上げておきます。私はこちらの書籍で黄金比と白銀比を学びました。黄金比と白銀比以外にも、デザインに使える様々な知識が紹介されている本です。
【中古】 デザインする技術 よりよいデザインのための基礎知識 /矢野りん【著】 【中古】afb
黄金比とは
黄金比の定義
黄金比とは数学的に最も美しいとされる長方形の縦横比で、1:1.618です。
黄金比が使われているもの
黄金比が使われているものは沢山あります。身近なものではトランプが該当します。
五芒星の三角形も異なる長さの辺の比が黄金比なのだそうです。
ちなみに家具など長方形の部分を持つ製品にも黄金比が使われていることがあります。我が家にあるニトリのダイニングテーブルは120cm×75cmですので黄金比です。
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クレジットカードやポイントカードのなどのカードや名刺は黄金比に近いです。16:9のディスプレイは黄金比ではありません。16:10のディスプレイなら黄金比に近いです。
身の周りのものやお店で見かけるもののサイズが黄金比かどうか見てみるのも面白いと思います。雑貨でも家具でも黄金比が取り入れられている製品は意外とありそうです。
黄金比の使い方
先ほども書きましたが、黄金比は1:1.618です。小数なのでちょっと面倒です。実際に資料などを作る際に小数点以下も考慮するのは面倒ですので、私は1:1.6で、もう少し解りやすく書くと5:8で使っています。
5:8のサンプルを以下に提示します。

ちなみに黄金比で絵を描くとこんな感じです。この缶は比率が1.625なので正確には黄金比よりちょっとずれていますが、おおよそ黄金比です。

このように絵でも黄金比を活用できます。
白銀比とは
白銀比の定義
白銀比とは日本の建築や芸術でよく使われている比率で、1:√2(1:1.414)です。
黄金比と比べると知名度はかなり落ちると思いますが、日常的にも目にする比率です。使うと見栄えを良くできるので、黄金比とセットで覚えておいてください。
黄金比と白銀比の違いは比率だけです。何か特別なものということはありません。
ちなみに白銀比は法隆寺や銀閣寺に使われているそうです。仏像の顔も白銀比なのだそうです。
白銀比が使われているもの
A4やB5などA・B規格の紙の縦横比は白銀比です。よってコピー用紙やノート、ルーズリーフなどの縦横比は白銀比です。確かにコピー用紙やノートの縦横比は安定感があって馴染みやすいですよね。
白銀比の使い方
白銀比も小数なのでちょっと面倒です。実際に使う際は5:7にすると楽です。私は5:7にして使っています。
5:7のサンプルを以下に提示します。

終わりに
黄金比と白銀比はいかがでしたでしょうか?日常的に見かけるので、ぜひ探してみてください。そして簡単に使えるので使ってみてください。
ちなみに青銅比という1:3.303という比率もあります。とても横長ですね。1:3.3くらいに覚えておけばいいでしょう。横長なものをデザインするときに使ってみるといいかもしれません。