黄金比と白銀比は簡単に活用可能で見栄えも良い!デザインにドンドン使おう
今回は黄金比と白銀比について解説します。黄金比という名称は聞いたことがあるかもしれませんが、白銀比という名称は聞いたことがないかもしれません。ここでしっかり解説しますので大丈夫です。
ちなみに先に参考文献を上げておきます。私はこちらの書籍で黄金比と白銀比を学びました。黄金比と白銀比以外にも、デザインに使える様々な知識が紹介されている本です。
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黄金比と白銀比を使えば、簡単にバランスのいい縦横比の図形を作ることができますし、見栄えのいい形のものを作るにも、レイアウトにも使えます。
黄金比、白銀比について知りたい方は勿論、デザインについて学びたい方にも参考にしていただければ幸いです。
黄金比とは
黄金比の定義
黄金比とは数学的に最も美しいとされる長方形の縦横比で、1:1.618です。
黄金比はなんと紀元前4世紀頃からあるようです。難しい数学(関数など)を使わないで表せますので、紀元前に確立されていても納得できますね。
黄金比とは?基本的な考え方や美しさのルールと作成ツール|モナリザ、A4など
黄金比が使われているもの
黄金比が使われているものは沢山あります。身近なものではトランプが該当します。
五芒星の三角形も異なる長さの辺の比が黄金比なのだそうです。
ちなみに家具など長方形の部分を持つ製品にも黄金比が使われていることがあります。我が家にあるニトリのダイニングテーブルは120cm×75cmですので黄金比です。
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クレジットカードやポイントカードのなどのカードや名刺は黄金比に近いです。16:9のディスプレイは黄金比ではありません。16:10のディスプレイなら黄金比に近いです。
身の周りのものやお店で見かけるもののサイズが黄金比かどうか見てみるのも面白いと思います。雑貨でも家具でも黄金比が取り入れられている製品は意外とありそうです。
黄金比の使い方
先ほども書きましたが、黄金比は1:1.618です。小数なのでちょっと面倒です。実際に資料などを作る際に小数点以下も考慮するのは面倒ですので、私は1:1.6で、もう少し解りやすく書くと5:8で使っています。
黄金比は図形の縦横比に使うのが最も解りやすいです。また大小2つの文字や図形を並べるときに、大きさの比率を黄金比にするといいバランス感になります。
5:8のサンプルを以下に提示します。このサンプルでは、「丸」と「あ」が2つ並んでいて、大きさの比率が黄金比になっています。三角形の縦横比も黄金比になっています。
ちなみに黄金比で絵を描くとこんな感じです。この缶は比率が1.625なので正確には黄金比よりちょっとずれていますが、おおよそ黄金比です。
このように黄金比は図形の縦横比だけでなく、大きさの比率や絵でも活用できます。
白銀比とは
白銀比の定義
白銀比とは日本の建築や芸術でよく使われている比率で、1:√2(1:1.414)です。
黄金比と比べると知名度はかなり落ちると思いますが、日常的にも目にする比率です。使うと見栄えを良くできるので、黄金比とセットで覚えておいてください。
黄金比と白銀比の違いは比率だけです。何か特別なものということはありません。
ちなみに白銀比は法隆寺や銀閣寺に使われているそうです。仏像の顔も白銀比なのだそうです。
白銀比が使われているもの
A4やB5などA・B規格の紙の縦横比は白銀比です。よってコピー用紙やノート、ルーズリーフなどの縦横比は白銀比です。
確かにコピー用紙やノートの縦横比は安定感があって馴染みやすいですよね。もし正方形だったら、持ちづらそうですし、書くにしても幅が広く感じそうです。白銀比にすることで、人間にとっても扱いやすいのですね。
また意外にも白銀比はキャラクターに使いやすいそうです。確かにユルいキャラクターは黄金比や白銀比に近い縦横比に感じます。
白銀比の使い方
白銀比も小数なのでちょっと面倒です。実際に使う際は5:7にすると楽です。私は5:7にして使っています。
5:7のサンプルを以下に提示します。黄金比のサンプルと同様に、四角形の縦横比、三角形の底辺と高さの比、2つの文字や図形の大きさの比に白銀比を使ってみました。
勿論、白銀比も黄金比同様に色々な図形の縦横比や大きさの比率、見栄えのいいものづくり、絵などに使えます。約5:7と手軽に使えるサイズですので、ドンドン使って行きましょう。何よりも紙類に白銀比が多いくらいなのですから。
終わりに
黄金比と白銀比はいかがでしたでしょうか?日常的に見かけるので、ぜひ探してみてください。そして簡単に使えるので使ってみてください。
ちなみに青銅比という1:3.303という比率もあります。とても横長ですね。1:3.3くらいに覚えておけばいいでしょう。横長なものをデザインするときに使ってみるといいかもしれません。
また私が個人的におススメしたいデザインの教科書にも黄金比と白銀比の話が載っています。こちらのデザイン入門教室という書籍は、黄金比と白銀比は勿論、デザインに関する基礎知識を広く身に付けたい方におススメです。
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