知ってると便利!デザイン初心者のためのレイアウトの知識

前回レイアウトについて一番初歩的なところを解説しました。
今回はこれより一歩先の話をします。と言ってもデザイン初心者でも全然解る内容です。そして知ってるとレイアウトの構成を考える際に楽になりますので、ぜひ知っておいてほしいです。
レイアウトについてはこちらの本に初級レベルのことが詳しく書かれています。ぜひこちらの本も読んでみてください。
デザイン入門教室 [特別講義] 確かな力を身に付けられる ~学び、考え、作る授業~ (Design &IDEA) [ 坂本 伸二 ]
グリッド
グリッドはグラフィック系のソフトにお約束のように機能として付いています。よって実作業でもよく使います。
しかしここでは実作業の前の設計段階の話をします。レイアウトを考える際に、3×3など大まかに分割することで、考えやすくなります。この分割線のことをグリッドと呼びます。

グリッドを使うことで、縦方向や横方向を整列させたり、配置するパーツのサイズ感や配置位置をバランスよくしやすかったりするというメリットがあります。整ったデザインを実現できる方法ですので是非覚えておいてください。
3分の1の法則
3分の1の法則とは、レイアウトを3つに分けて2:1になるように配置すると見栄えが良くなるという法則です。デザインにおいてレイアウトを作るときにも使えますし、写真を撮るときにも使えます。

今時スマホで写真を撮る人は多いと思いますので、写真を撮るときに3分の1の法則を意識すると、バランスの良い写真が撮れるようになります。
3分の1の法則は決して難しくありません。手軽に使えますし、私も仕事で使ったことがあります。ぜひ使ってください。
裁ち落とし
裁ち落としとは写真が紙面からはみ出す(あるいは写真の端と紙面の端が重なる)配置方法です。写真の横にスペースが全くない状態です。雑誌で見かけるレイアウトです。

裁ち落としを使うことで、広がりや大胆さを演出できます。それゆえ雑誌で写真を強調したいときに使われることが多いです。迫力が欲しいときに使ってみてください。
終わりに
今回はレイアウトの初級とはいえ役立つことを紹介しました。私も仕事や趣味で使っている知識です。決して難しくはないので、ぜひ使いこなせるように練習してください。
雑誌や広告などデザインを見るときにもちょっと意識してみてください。案外使われているかもしれません。