センスなんて関係ない!非デザイナーのためのサンプル付きデザイン入門

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非デザイナーのためのデザイン入門

私はデザイナーではありませんが、デザインが好きです。デザイン書やデザイン雑誌をたまに読んでいます。

デザインに対する個人的な想いなのですが、世間のデザインに対するイメージに疑問があります。それはデザインはセンスが必要であり、センスは特別な才能であるということです。自分にはセンスがないからデザインはできないという意見もあります。

この講座ではデザインはセンスが必要というイメージを壊します。デザインは形式知がありますので、誰でもデザインを習得可能にします。センスがないと諦めていた方も、新人デザイナーも、デザイナーへの転職を考えている方も、ぜひMIDナレッジ・ワークショップのデザイン講座を参考にしてデザインを身に着けてください。

デザインはセンスではなくスキル

デザインはセンスが必要だというイメージが一般的に存在します。その理由はデザインに必要な知識を知る機会がないからだと私は考えています。

プロのデザイナーは見て解る凄いものを作ります。それを見て一般人は魔法のようだとか、特別な才能がある人なんだと思ってしまいます。

しかし凄いのはどんな職業でも同じです。プロにはプロの技が存在します。素人には想像もつかない技がプロの世界では一般的に使われているものです。これはどんな職業でも同じです。

だからこの講座では、デザイナーが使っている技を知識として解説します。分析も踏まえ、サンプルを使って解説していきます。

デザインは形式知化されている

フォントの性格、レイアウトの方法、色が持つイメージなどは形式知になっています。つまり理論化されているのです。

例えば和文フォント(日本語フォント)なら明朝体は伝統的、格式高いなどのイメージがありますし、ゴシック体ならモダンなイメージがあります。ポップ体のような丸っこい文字は楽しそうなイメージがあります。

色だって形式知になっています。赤は熱さを想像しますし、オレンジや黄色は明るさ、緑は自然や癒し、青は知性やクールさ、紫は品性や高貴さを表します。夜に青い街灯を使ったら犯罪率が下がったという事例もあるそうです。

このようにデザインに必要な知識は特別な才能ではなく、形式知化されているのです。形式知化されているということは理論化されているということです。理論化されているということは、誰でも習得可能ということです。デザインはセンスではなく理論なのです。

デザイン書にももちろん入門書はあります。そしてデザインに必要な知識をヴィジュアルで解説してくれています。私も読んだことがある本の中でも、デザイン入門教室という本はお勧めです。

 

 

デザインは思考の幅を広げてくれる

デザインをする上で発想の広さは重要です。その発想とは特別な才能ではなく、粘り強く参考になる知識を異分野も含めて探してくることで出てきます。そして探してきたものを組み合わせたりアレンジしたりします。

こうすることで情報収集力が高まったり、知識の幅が広がったりします。知識と知識を組み合わせるトレーニングにもなります。

よってデザインをやることで発想力や思考力が高まります。

またデザインを学ぶことで仕事の資料作りにも応用できます。デザインは相手にどうすれば伝えたいことを伝えられるかということでもありますので、伝えるスキルも上がります。つまりコミュニケーションスキルも上がるのです。

デザインを学ぶことの恩恵は意外と広いのです。

終わりに

最近はUX(ユーザー・エクスペリエンス)やデザイン思考など、デザインに関する流行語もあります。また仕事では資料作りが多々発生します。エンジニアならUI(ユーザー・インターフェイス)の設計をする機会もあるでしょう。企画の仕事をしている方は、デザインの影響力をよくご存じではないでしょうか。

そんなわけでデザイナーでなくてもデザインに関心がある方は少なからずいらっしゃると思います。そんな方がデザインを学び、デザインの考え方を身に着けられるよう、解説記事を書いていきます。

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