偶然の発見を大事にしよう|アイディアやヒントは意外なところで見つかることもある

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アイディアやヒントは偶然見つかることもある

偶然見つけたものがアイディアにつながった、あるいはヒントになったということはありませんか?まるでマンガや小説の主人公みたいですが。

そんなに都合よくいいものが見つかるわけではありませんが、どんなものでもアイディアにつなげようと言う心掛けは大事です。イノベーションの話には、意外な発見や使い道という話が出てきます。

今回は偶然の発見から新たなアイディアにつなげた例について書いていきます。アイディアが出ないという方やネタに困っているという方に参考にしていただければ幸いです。

偶然の成果物からできたもの

偶然思いついた、失敗した、想定外のものができたというケースがあります。そういうとき、何か使えないか考えてみるといいです。

偶然の産物としてよく挙げられるものにポストイットがあります。粘着力の弱い紙ができてしまって、使い道がないか考えたところ、付箋として使えばいいという結論に達したそうです。

他にも偶然からできたものはあります。ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て閃き、万有引力の法則を発見しました。

ポテトチップスは、フライドポテトにクレームをつけられたシェフが嫌がらせで作ったら、意外にも美味しくてクレームをつけた客が満足したそうです。

私は最近オリジナル曲の動画を作っていたときに、回転の設定を間違えて、高速回転させてしまいました。しかし面白いのでそのまま使ってみることにしました。当初の想定と違ってもいいんです。柔軟に行きましょう。

考えてみることは大事

偶然できたもの、失敗作と思ったらヒット商品になったものなどはあるのです。つまり失敗した、想定外のものができた、思っていたのと違うなどと感じても、まずは何かに使えないか考えてみることが大事なのです。バカげたアイディアだっていいのです。

一見バカげたアイディアの例としてGショックがあります。普通に考えたら過剰な耐久性を追求した製品です。一橋ビジネスレビューで開発秘話を読んだことがありますが、試作品を作っては会社の2階のトイレの窓から落として壊すということを開発者1人で繰り返したそうです。

どう考えても非現実的なのですが、発売されてからは大ヒットし、CASIOの看板製品の1つとなりました。

偶然思いついた、失敗した、考えてみたけどバカバカしいというアイディアや成果物でも、そのまま捨ててしまうのではなく、何か活かせないか考えてみるといいと私は考えています。発想はまずは広く取り、それから絞ればいいのです。

アイディアはまずは沢山集めて発散させるのです。そのためにはバカバカしくても、失敗作でもいいのです。ポテトチップスのように腹が立ったから半ばやけくそで出したアイディアも使ってやりましょう。

試してみることも大事

偶然思いついた、失敗した、バカバカしいというアイディアも活かすことを考えるのはもちろん、試してみるのもいいです。下らないと思うこと、上手くいかないと思うことでも全然いいです。何が上手くいくかは解らないので、ダメ元で色々試してみる必要があります。

単なる好奇心で試してみてもいいです。ダメだったらアンチパターンを1つ学べるだけのことです。そのうち当たりが絞り込まれてくるでしょう。

最近私はごぼうパスタを作ってみました。昼食を作ろうとしたら、乾麺のそば、乾麺のパスタ、オイルサーディン、ごぼうくらいしか食材がなかったのです。パスタを作るなら葉物野菜かブロッコリーがいいなと思ったのですが、あいにく野菜がごぼうしかありませんでした。

そこでダメもとでオイルサーディンとごぼうのパスタを作ってみました。意外と悪くはなかったですが、いいかというと微妙でした。

しかしごぼうパスタで検索すると、割とよくあるレシピのようです。ありあわせのつもりが意外とよくあるメニューだなんて意外でした。このようにまずはやってみるでも学びを得られます。

新ごぼうのパスタ

でも試してみて、とりあえずダメ元でもダメ過ぎないものはできました。アイディアを思いついたら、とりあえず試してみればいいのです。そうすれば1個ずつ経験値が貯まっていきます。

終わりに

いいアイディアを思いつくことはとても難しいです。悩み続けて中々出て来ないと言うことはよくあります。だから偶然や失敗、バカバカしい、ダメ元なども使ってみると幅が広がります。偶然閃いたことはもちろん、失敗作を使ったら意外と使えたならラッキーな偶然ですし、バカバカしい、ダメ元と思ったことが使えてもラッキーな偶然です。

クリエイティビティを高めるために、偶然を味方にしていきましょう。

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