定時帰りのメリット6選!無駄な残業は止めて人生を充実させよう

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定時帰りのメリット6選

私は残業に反対し、長年に渡って毎日のように定時帰りをしています。残業に否定的な理由は何度も書いてきましたが、今回は発想を逆にして定時帰りのメリットを書きます。

残業続きで疲弊している方、残業が慢性的に続いている会社の経営者や管理職の方に、残業を止めるメリットを感じていただければ幸いです。

残業続きの生活が疲れるという方はもちろん、残業続きの生活でいいのか疑問の方や、働き方改革で残業を減らした方がいいのかなと考えている経営者や管理職の方も、是非残業を減らすことを検討していただければと思います。

また働きやすい職場を作ることで採用を増やしたい、あるいは離職率を下げたいという方にも参考になりそうと考えています。

それでは始めましょう。

時間ができることで幸福度が上がる

かつてDIAMONDハーバード・ビジネス・レビューで時間と幸福のマネジメントという特集が組まれたことがありました。時間が増えると年収が大幅に上がったのと同じくらいの幸福度を得られるというのです。

https://dhbr.diamond.jp/list/magazine/search?year=2019&month=9

また最近私が読んだ本に、TIME SMARTという本がありました。こちらの本では、時間がある方が幸せなのに、ほとんどの人は時間を削ってでもお金を稼ごうと沢山働いたり、時間をかけてでも節約のために安いお店を回ったりしてしまうそうです。

TIME SMART(タイム・スマート) お金と時間の科学 [ アシュリー・ウィランズ ]

TIME SMARTのレビューはnoteに書いています。気になった方は参考にしてみてください。

【読書】TIME SMART|幸福度を上げるためには時間にゆとりを持とう

お金は必要です。しかし沢山働いて沢山お金を稼ぐよりも、時間にゆとりを持って楽しいことをやって過ごした方が幸福度が上がるというのです。

沢山残業している人で、仕事が楽しくて幸せだという人はどれくらいいるでしょうか?中にはガツガツ働くことが好きな人もいるでしょうけど、全ての人がそうではないでしょう。

むしろ残業が多い人で仕事が楽しい、仕事に満足しているという人を私はあまり見たことがないです。被害者意識すなわちやらされてるけど頑張ってるアピールをする人は沢山見てきましたが。

研究結果からも私の実体験からも、残業を沢山することが幸せにつながるとは考えられません。

疲労が減って仕事のパフォーマンスが上がる

残業が多いと疲れます。また残業が続くと、疲れていることに気付けなくなってきます。そして仕事のパフォーマンスはドンドン落ちていくのですが、落ちていることにすら気付けません。

仕事のパフォーマンスが落ちれば進捗が悪くなります。すると益々残業が必要になります。仕事が遅れていれば、当然忙しいから頑張って残業して挽回しないといけないという雰囲気になります。そうなるとみんなで頑張って残業するようになります。

残業続きになると疲れて仕事が遅れて残業が増え、益々残業続きとなり、益々疲れ、益々仕事が遅れていくのです。残業が増えるとこうして悪循環に陥っていきます。

逆に残業が少なければ疲労が少ないので、仕事が捗ります。仕事が捗るから残業も少なくて済みます。更には家庭や趣味、勉強などプライベートも充実させられるので、ストレスの解消もしっかりできて健康的です。

定時帰りすれば好循環を維持できるのです。

仕事帰りに買い物に行ける

定時で上がれば、帰りに気分転換のためにお店に寄って買い物したりできます。フィットネスクラブで運動している人もいますし、習い事に励む人だっています。

私も定時で上がっては商業施設を回って気になる商品を探したり、欲しい商品を買ったりしていました。また趣味の自転車や楽器のお店を見てから帰るということもしていました。

定時帰りなら記念日にパートナーへのプレゼントを探して帰ることも可能です。バレンタインやホワイトデー、クリスマスの時期は期間限定のお店が沢山出ます。定時帰りなら寄り道して買っていく余裕があります。

私は趣味で作曲をやっているのですが、定時帰りしてお買い物して帰るという曲を作ってしまいました。日頃仕事を頑張っているのなら、たまには定時で上がってリフレッシュしたっていいのです。

本当は毎日定時で上がれれば一番です。しかしほとんどの職場で残業が常習化しているのが現実でしょうから、週1日だけでも定時で上がれるようにするなど、少しずつ改善していく必要があるでしょう。

たまには定時で上がってリフレッシュすると、とても解放感を感じられるでしょう。仕事終わりのプライベートタイムはとても有効です。

家族サービスの時間ができる

定時で帰れば家族サービスの時間ができます。

買い物をして帰るなら夕食を作るのは難しいかもしれません。でも家族と一緒に夕食を取ることは可能です。よってスーパーで総菜や弁当、カットサラダを買って帰るとか、冷凍のうどんやパスタなどすぐ食べられるものを用意しておくなどすればいいでしょう。

私もリモートワークになる前は、会社帰りにスーパーに寄って夕食にできたものを買っていました。さすがに夕食を作るという点では野菜炒めくらいしか作れませんでしたが。

沢山残業して帰宅して、家族はもう寝ていたなんて人もきっといるでしょう。残業のし過ぎで深夜帰りが続いたら、家族に存在を忘れられてきたと言う人もいました。

生活していくために仕事をしてお金を稼ぐ必要はあります。しかし仕事をしすぎて家庭を疎かにしては、人生の豊かさは減ってしまいます。

自己研鑽の時間ができる

残業なんてしていたら、勉強や練習など自己研鑽の時間を取ることができません。

スキルアップのための勉強や資格のための勉強をしている人はいるでしょう。中には独立や副業のために勉強をしている人もいるでしょう。

残業をしていたら、このような自分への投資ができなくなってしまいます。しかし定時で帰れば、夜に1時間くらいはこのような自分への投資をする時間を確保できます。

残業ばかりではバテてしまいますが、定時で帰って自己研鑽の時間を取れば、人生が豊かになります。知識を得たり、仕事に新しい方法を導入したりすれば、人生はもっと豊かになります。

勉強して仕事をもっといいものに変えられれば、仕事自体が楽しくなります。定時で帰ればそのような時間も確保できるのです。

趣味の時間ができる

健康やスポーツのためにフィットネスクラブやジムに通ってトレーニングをしている人はいるでしょう。趣味のための習い事をしている人だっているでしょう。

フィットネスクラブやジムにしても、習い事の教室にしても、どちらも定時で帰れば、仕事帰りに寄ることが可能です。

自分が好きなことを平日の夜にできれば、当然ながら生活の満足度は上がります。精神的にもリフレッシュできるので、ストレスが減ります。ストレスが減れば仕事のパフォーマンスも上がります。

定時帰りするためにはマインドセットの転換と勉強が必要

残業を減らすことは簡単ではありません。まずはマインドセットを変えなければいけませんし、マネジメント力も必要です。会社の体質上どうしようもなければ、残業に対する意識のある会社に転職せざるを得ない可能性もあります。

また何より自分自分のマネジメント力を磨く必要があります。

私自身、残業は結果的になくなったとはいえ、マネジメントの勉強はずっと続けています。私が読んでいるのはDIAMONDハーバード・ビジネス・レビューです。もう10年以上も定期購読を続けています。

マネジメントに関する世界最先端の事例やノウハウが紹介されていて、日本より3~5年は進んでいる印象です。日本の大抵のマネージャーが知らないことが沢山紹介されているので、マネジメントに詳しい人になれます。また流行のテクノロジーに関してもちゃんと特集が組まれ、概念から最先端事例まで解説されます。

https://dhbr.diamond.jp/

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューは論文ですので、内容は最先端といえどマネジメント中級者以上でないと難しいです。同じダイヤモンド社から、経営者や管理職の多くが読んでいる週刊ダイヤモンドも出ています。こちらの方が難易度はかなり下がりますが、色々な特集が組まれているので参考になります。

https://diamond.jp/list/dw

終わりに

今回は定時帰りのメリットを6つ紹介しました。どれも生活が豊かになることばかりです。

残業に疲弊している方、従業員のモチベーションやエンゲージメントを高めたい経営者や管理職の方、採用と定着で悩んでいる人事の方などに参考にしていただければ幸いです。

働き方改革のおかげで、残業が素晴らしいとか頑張っていると賛美されるものから悪いものへと変わりつつあります。残業を減らして定時帰りすることで、豊かな人生を手に入れましょう。

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